稚内→枕崎日本縦断鉄道旅~8日目~

 8日目 新横浜→名古屋→高山→富山 (移動距離 636.7km)

東京で2日間所用のため足踏みし、稚内を出発すること1週間、ようやく旅も再開です。

所用というのはオケの諸業務とプライベートな事柄でして、オケ業務のせいで昨日は疲労困憊でしたが21時就寝が功を奏したのか朝はすっかり心地の良い気分でございました。

 

荷造りと忘れ物の確認を入念にしてから家を出発し、最寄り駅を6時半発の電車に乗って新横浜駅へと向かいます。

 

 

1. 新横浜→名古屋→岐阜

f:id:einehoheBr:20160808022213j:image

新横浜から東海道新幹線に乗車します。

実は私これが初めての東海道新幹線でして、期待に胸が高鳴ります。

 

先日の寝坊をはじめとする急な予定変更の可能性を考慮して予め特急券を購入していなかったのですが、乗車直前に確認すると、指定席は富士山や浜名湖を眺められる進行方向右窓際D席はいずれも満席。自由席に淡い期待を込め、陸側の窓際を確保するため列車間隔が短い列車の自由席を狙いました。

 

私が新横浜の新幹線もホームに降り立ったのが8時30分。

直近の列車は32分発の「のぞみ」でしたが自由席が混雑していたため見送ります。

次の列車は39分の「のぞみ」。7分間隔が開くのでおそらくそれなりに混雑するでしょう。

そのさらに次は42分の「のぞみ」です。

 中央線の特快通過駅でもそうなのですが、中央特快通過直後の列車は大分混雑する一方、そのさらに後、3分後に来る列車は比較的空いています。これを利用して今回も座席の確保を狙いました。

 

結果は大正解。

8時42分新横浜発のぞみ307号2号車(自由席)は1車両の乗客を片手で数えられるレベルの閑散具合で読み通り。

難なく陸側の窓際(E列)の席を取れ、車窓に淡い期待を抱きつつ名古屋へと"ひかり"より早く向かいます。

f:id:einehoheBr:20160808022328j:image

 

神奈川・静岡の県境のトンネル群に差し掛かると、どこでも電波が入ること入ること。さすがは日本の大動脈、ビジネス利用者も苦はしないでしょう。Twitterも捗ります。

 

そして三島を過ぎるといよいよ富士山が……

 

流石は夏山。

とってもシャイです。

 

浜名湖は短時間とはいえ、その水面を拝められたので良しとしましょう。

 

新横浜からたったの1時間22分で名古屋に到着。

 f:id:einehoheBr:20160808022448j:image

この名古屋駅、いつも思うのですが自由通路の案内表示見づらいこと見づらいこと。まずは、種別ごとのカラーリングを行って欲しいものです。

f:id:einehoheBr:20160808023227j:image

極めつけはこの「鉄道警察」。自由通路真上にあり、一瞬自分が鉄道警察のエリアに立ち入ったのかと戸惑うほどです。外国人旅行者も多い今の時代、もっと視認性の高い表示にしていただきたいものです。

 

名古屋からは5315F 東海道本線 新快速 大垣行きに乗車。

岐阜で下車します。

f:id:einehoheBr:20160808023131j:image

ふと気がついたのですが、東日本ではExitと英訳される「口」が、名古屋でもそうだったのですが東海ではSideと訳されている模様。訳にも地域差があるとは意外なものです。

 

2. 岐阜→高山

f:id:einehoheBr:20160808024031j:image

駅前の「黄金の織田信長像」を眺めた後、岐阜駅よりワイドビューひだ7号 富山行きに乗車。

f:id:einehoheBr:20160808023351j:image

車内はほとんど外国人、それも言葉から察するに伊仏西からの観光客で埋め尽くされていました。

最初は下呂で多くが降りるだろうと考えていたのですが、全員が高山で下車。気になったので検索かけてみると、どうも飛騨が人気のエリアらしく2日ほどかけて観光するのが主流だそうです。10年前に来た時とのこの変わりようには大変驚きました。

 

もちろん改装工事中の高山駅も欧州からの観光客で溢れていました。

f:id:einehoheBr:20160808023401j:image

 

市内の古い町並み(国選定重要伝統的建造物群保存地区)に向かうと国内からの観光客も加わり大賑わい。下調べをロクにしなかったので、高山がここまでの観光地だとは思いもよらず、ただただ驚くばかりです。

以下、市内を散策した写真を貼って雑ですが高山観光はおしまいとさせていただきます。

f:id:einehoheBr:20160808084710j:image

f:id:einehoheBr:20160808084715j:image

f:id:einehoheBr:20160808084722j:image

f:id:einehoheBr:20160808084730j:image

f:id:einehoheBr:20160808084739j:image

 

 

3. 高山→富山

1829D 高山本線 普通 猪谷行きに乗車。

ローカル線でもフルカラーLEDの案内表示。

f:id:einehoheBr:20160808072131j:image

 

観光客を多く乗せたまま列車は終点猪谷駅に到着。

東海車と西の駅名標のコンビネーションが絶妙です。

f:id:einehoheBr:20160808072630j:image 

富山に向かおうとしていた中国人観光客がこんな山奥の無人駅に降ろされて当初困惑気味でしたが、時刻表を見て状況を把握した模様。会社境界で分けずにいっそのこと直通してほしいものです。

 

待合室には、地元の方の寄付でしょうか、本棚が置かれていました。

f:id:einehoheBr:20160808073056j:image

 10分ほど待つと富山方面より列車が到着。

列車が横断しないにも関わらず構内踏切が作動していたのが印象的でした。

871D 高山本線 普通 富山行きに乗車します。

f:id:einehoheBr:20160808073044j:image

 

駅の近くには鉱山住宅。

鉱山労働者たちには猪谷から旧神岡線で通う者もいたのでしょうか。

洗濯物が干してありますので、まだ居住者がいるようです。

f:id:einehoheBr:20160808073121j:image

 

列車は、ほどなくして神通川の渓谷を抜け富山平野へ。

高架化工事中の富山駅高架ホームに着くのはあっというまでした。

高山本線で富山に着くと、あいの風とやま鉄道の改札を出札補充券で出るのが不思議な気分です。

f:id:einehoheBr:20160808074944j:image

 

この後、富山勤務の先輩方と夕食をいただきました。 首都圏で生まれ育った人間が地方に飛ばされると文化的、インフラ的なことは勿論、諸々のギャップがツラいようです。

色々なお話も聞け、美味しいワインもいただけたので万々歳。

先輩方、今日は本当にご馳走さまでした。

 

【今日の旅路】

新横浜 8:42→(東海道新幹線 のぞみ307号 新大阪行き)→10:04 名古屋 10:30→(5315F 東海道本線 新快速 大垣行き)→10:49 岐阜 11:08→(ワイドビューひだ7号 富山行き)→13:10 高山 15:50→(1829D 高山本線 普通 猪谷行き)→16:56 猪谷 17:18→(871D 高山本線 普通 富山行き)→18:18 富山  

 
f:id:einehoheBr:20160808082206j:image

 

 

 

稚内→枕崎日本縦断鉄道旅~5日目~

5日目 盛岡→秋田→山形→大宮 (移動距離 958.2km)

1. 4日目夜のこと

先日の寝坊の教訓から、今回は23時には眠りにつけるよう、ブログの記事を新幹線で書き溜めたり、22時過ぎたらTwitterを見ないようしたりと念入りに準備をしました。
もちろん目覚ましもiPhoneXperia両方で4時半から5時まで5分ごとに音量も大きく設定して保険をかけました。

 

翌朝。

無事4時45分起床に成功。
目覚ましの音量もさながら、朝日を浴びれたのも功を奏したかと思われます。
一番の要因は就寝時間な気がしなくもしませんが。

さて、急ぎ足で盛岡駅へと向かいます。

 

2. 盛岡→男鹿→秋田    

821M 盛岡始発 田沢湖線 普通 大曲行きに乗車。

f:id:einehoheBr:20160804222131j:image

この列車、旅客が乗れる車両は2両なのですが、赤渕駅までの回送車が4両併結されていました。その中の1両にはJR職員も複数名乗車されていました。回送車の運転士と車掌でしょうか。

盛岡を出てすぐ、進行方向右手に岩手山が見えます。

f:id:einehoheBr:20160804222153j:image

 

早朝なせいか奥羽山中はひどい靄でした。

 

終点大曲で一旦下車。

f:id:einehoheBr:20160804222244j:image
起きてから飲まず食わずでしたのでKIOSKでおにぎりとお茶を購入します。
昨日の寝坊の損失の影響であまり多くは買えません。

大曲からは 3427M奥羽本線 快速 秋田行きに乗車します。

f:id:einehoheBr:20160804222326j:image

奥羽本線大曲~秋田間の乗車はこれが3回目。こう言ってしまうと失礼になりますが、この区間三線軌と単線並列は別として、車窓にイマイチ面白みがなく何度も乗るのはちょっと飽きる区間だと個人的には感じます。普段なら車窓に浸るところですがここだけはTwitterで溜まったニュースを読み漁っていました。

 

秋田駅には7:54着。

秋田は竿燈まつり真っ只中。

西口を出ると竿燈が置かれていました。

昼間の訪問となってしまいお祭りを直に見物できないのが残念です。

f:id:einehoheBr:20160804222343j:image

 

列車の待ち時間で駅前の千秋公園(久保田城址)を散策しました。
久保田藩最後の藩主 佐竹義堯公銅像

f:id:einehoheBr:20160804222412j:image

東海林太郎

f:id:einehoheBr:20160804222436j:image

 

ここからは一旦片道乗車券の経路を外れて青春18きっぷ(2回目)で男鹿線に乗ります。
秋田駅より8:41発1127D男鹿線 普通 男鹿行きに乗車。

f:id:einehoheBr:20160804222534j:image

f:id:einehoheBr:20160804222707j:image秋田出発当初は車内いっぱいにいた乗客も土崎と追分でほとんど降り、男鹿線内で立ち乗り客はいなくなりました。私も座って車窓に耽っていたのですが、朝早いせいか睡魔が…。気がついたときには、終点男鹿の2つ手前、脇本でした。

列車は男鹿駅に到着。

 

お昼には少し早いですし、特にすることも決めていなかったので軽く駅周辺を散策していました。北海道にいたせいか暑さと蝉時雨が身にしみます。

 

10:24発の男鹿線に乗り秋田に戻ります。

今度は車窓を十分に眺めることが出来ました。

 

秋田に戻るとちょうど良い時間になったのでお昼をとります。

なんとなく麺類が食べたい気分でしたのでとっさに「食べログ」で検索しでてきたお店へ。

支那そば 伊藤 しょうゆ並 ¥700

f:id:einehoheBr:20160804222800j:image

 

駅から麺屋に向かう途中、秋田西武前で竿頭が披露されていました。夏空へそびえ立つ竿頭、実に素敵な夏の景色です。

f:id:einehoheBr:20160804223108j:image

 

3. 秋田→新庄→左沢→山形

12:08秋田始発 542M 羽越本線 普通 酒田行きに乗車。

 f:id:einehoheBr:20160804223123j:image

個人的に秋田支社管内は普通列車も車内検札が多めな印象がありますが、今回も車掌が一人ずつ乗車券を確認しに回っていました。今までは特に問題のある乗客と乗り合わせたことは無かったのですが、今回は私の隣に座っていた山形訛りの老夫婦の乗車券に一悶着ありました。どうやら乗車している経路が乗車券に記載されている経路(奥羽本線経由で新庄)と違っているようです。よくよく話を聞いていると、経路を指定せず乗車券を購入し、乗換案内で表示された経路で乗車しているとのこと。車掌が発行駅の米沢に問い合わせたところ、車掌がその場で差額(地方交通線陸羽西線を経由するので実際に乗車されている経路のほうが高くなります)を徴収し解決しました。意外と乗車券の経路を気に留めて切符を購入している人は少ないのでしょうか。関西や関東の人間であれば大都市近郊区間制度のせいで経路に無頓着なのはわからなくもないのですが。

 

桂根を通過すると広大な日本海が車窓に広がります。

秋田~余目間は初めて乗車でしたが、ジョイフルトレインきらきらうえつ」が走行する酒田以南の区間はもちろん、羽越本線から眺める日本海の景色は穏やかな紺碧の海素晴らしいものです。来週乗車する北陸本線山陰本線から眺める日本海も楽しみになってきました。

山形県に入ると左手には雄大な鳥海山が見えるはずだったのですが雲に隠れてしまいました。夏山はどこも恥ずかしがり屋なものです。

 

酒田での乗換時間はたったの5分。跨線橋を急いで渡り、陸羽西線の待つ0番線ホームを目指します。

14:00酒田始発 3132D 陸羽西線 快速最上川 新庄行きに乗車。

f:id:einehoheBr:20160804223323j:image


終点新庄で下車。

村山まで新幹線に乗るですが特急券を用意し損ねていました。
マルス券はどこでも発券できて味気ないので近距離券売機で購入します。

13:18新庄始発 つばさ144号 東京行きに乗車。

東京行きは2度目の乗車ですがまたしても真っ直ぐは帰りません。

 

村山で普通列車山形行きに乗り換えて北山形で途中下車。

今度は左沢線に寄り道します。

f:id:einehoheBr:20160804231445j:image

乗客のほとんどは中高生。

時期的に部活帰りなのかと思われますが、東北の夏休みは短いときいたことがあるので実際はどうなのやら。関東の人間にはよくわからないものです。

寒河江までは乗客も多く座れませんでした。

ちょうど西日が強く差していて、カーテンをほとんど閉められてしまったために車窓をあまり眺めなれなかったのが残念です。

 

終点左沢に着いたものの滞在時間はなんと3分!

急いで下車して駅舎と駅名票の写真を撮って再び列車に乗り込みます。

行きはあまり良く見られなかった車窓を、帰りはじっくりと眺めさせてもらいます。

左沢駅の手前で最上川は急カーブ。

 

列車は果樹園や田園の間を駆け抜け山形の住宅街へと入っていきます。

山形駅には17:58着。

18:03山形発の新幹線で関東に帰っても良かったのですが、特急料金を少しケチるために米沢行きの普通列車に乗り、米沢から次の新幹線に乗ります。それに米沢駅の駅弁を是非とも米沢で買いたいという願望もありましたので。

 

 4. 山形→米沢→大宮

18;38山形始発 448M 普通 米沢行きに乗車。

f:id:einehoheBr:20160804225335j:image

日もすっかり暮れる頃。

盆地の夕暮れは日が山に隠れてしまい暗くなるのが早いものです。

終点米沢駅で下車。

f:id:einehoheBr:20160804225023j:image

懐事情は大変厳しいのですが、どうしてもこれだけは米沢駅で買って食べておきたかったのです。

米沢駅 牛肉どまん中カレー ¥1250

 
f:id:einehoheBr:20160806023532j:image
f:id:einehoheBr:20160806023539j:image

米沢からは新幹線で大宮までひとっ飛び。この旅3度目の「東京行き」乗車でようやく帰れます。

 

つばさ158号 東京行きに乗車。

 f:id:einehoheBr:20160804225833j:image

 

車内で急遽入ったオケの仕事を片付けつつ、この記事を書き始めます。

福島より先のトンネル内でもLTEに繋がるようになっていて驚きました。便利な反面、いつでも繋がるのが怖いようなそんな気分。

通信の発展でネットにさえ繋がればたくさんのことが出来る時代、帰路とはいえ旅先でも日常の諸事い追われるのようになったのは

特急料金をケチるために東京まで行かず大宮で下車。

東京の「北の玄関」は上野駅とよく言われますが、北に向かう新幹線・在来線には大宮から乗ることが多いせいか個人的には大宮が現代の「北の玄関」というような印象を受けます。上野を通過する新幹線もある一方、大宮には全列車停車しますよね。

詳細省きますがこの後はいつものルートで最寄り駅まで向かいました。

首都圏の殺伐とした電車に揺られ急に日常に戻ってしまったような気分でしたが、それでも片道乗車券上はまだまだ旅の途中。最寄り駅で下車印を押して貰う際に駅員さんから「随分と長旅ですね。ご苦労さまです。」と初めて労われました。それまではどこの駅でも券面を見た駅員さんに何も言われてこなかっただけに、家に帰ることさえもこの旅にとっては一途上であることを痛烈に実感させられました。

 

 

【今日の旅路】

盛岡 5:20→(田沢湖線 普通 大曲行き)→大曲→(奥羽本線 快速 秋田行き)→秋田→(男鹿線 普通 男鹿行き)→男鹿→(男鹿線 普通 秋田行き)→秋田→(羽越本線 普通 酒田行き)→酒田→(陸羽西線 快速最上川 新庄行き)→新庄→(つばさ号 東京行き)→村山→(奥羽本線 普通 山形行き)→北山形→(左沢線 普通 左沢行き)→左沢→(左沢線 普通 山形行き)→山形→(奥羽本線 普通 米沢行き)→19:30 米沢 19:12→(つばさ158号 東京行き)→大宮→最寄りへ
f:id:einehoheBr:20160806023510j:image

 

東京で所要があるため旅行は2日間の中断に入ります。

楽器も1週間まるまる弾いていないのでさらわないと…

次回更新は8月7日夜です。おやすみなさい。

 

稚内→枕崎日本縦断鉄道旅~4日目~

4日目 札幌→盛岡(移動距離 628km)

この日は10:13札幌発の予定でしたが……


なんと、寝坊してしまいます!!


2時には寝たのですが、カプセルホテルで目覚ましを大音量でかけられなかった上に、朝日を浴びれなかったのが原因なのか…


しかし寝坊してしまったものはどうしようもありません。
乗車券の利用規定を再度確かめ、札幌~長万部の乗車を放棄しても長万部から再乗車できることを確認。
急いで札幌駅のみどりの窓口で、室蘭本線経由長万部までの自由席特急券と学割乗車券を購入します。
こいうことを見越していたわけではありませんが、予備に学割証を持参しておいて大正解でした。

 

この寝坊の結果、
・悪あがきに乗り逃した列車を追ったタクシー代 ¥1230
長万部新函館北斗特急券(新幹線乗継割引適用済)¥560
・札幌市内→長万部の学割乗車券 ¥3190
・札幌→長万部の自由席特急券 ¥2380

計¥7360の損失を出しました。
寝坊の代償としてはあまりにも大きすぎて今後の旅程に影響が出そうです…。

 

というわけで函館本線(山線)経由ではなく、室蘭本線(海線)経由で長万部へと向かいます。

 

1. 札幌→長万部

10:44発 特急スーパー北斗10号 函館行きに乗車。

f:id:einehoheBr:20160803215353j:plain

 

なんとか乗ったのは良いのですが、指定席はグリーン車含め全車満席。もちろん自由席も満席でデッキで立つ羽目になってしまいます。
途中登別でようやく山側の窓際には座れました。
車内は中国人観光客が非常に多い様子。
停車する際の自動アナウンスも英語だけでなく中国語でも行われていて、その多さを物語ります。

有珠山昭和新山が車窓に広がる。

f:id:einehoheBr:20160803215411j:plain

洞爺でも結構な数の旅客が下車し、車内にはようやく席の余裕がうまれました。

秘境駅として名高い小幌駅を通過。
カメラ(コンデジ ソニーRX-100)の設定をしくじりました。

f:id:einehoheBr:20160803215342j:plain

 

 

13:01長万部着。

想像以上に小さな町で、この街に新幹線の駅ができるのかと驚嘆してしまうほどです。

f:id:einehoheBr:20160803205249j:image

長万部駅で名物駅弁かにめしを購入しようとキオスクのおばちゃんに声をかけます。すると、取り寄せが必要なそうで、今は数も少なくなった折りたたみ式携帯電話で弁当屋に電話をし始めました。
5分もたたないうちに弁当の入った袋を持ったおっちゃんが駅前のかなや本店からやってきます。
普段は5分ほどで取り寄せられるそうですが、お店の人手に左右されるそうで、運が悪いときは15分以上かかるとか。

長万部駅 かにめし ¥1080

f:id:einehoheBr:20160803205652j:image

 
2. 長万部新函館北斗

13:17 長万部始発 函館本線 2842D 普通 砂原経由 函館行きに乗車。

f:id:einehoheBr:20160803205720j:image

列車はキハ40。窓も開けられるので、涼しい風とともに内浦湾と駒ヶ岳の繰りなす光景を眺められます。 

f:id:einehoheBr:20160803205950j:image

列車はいかめしで有名な森駅で7分間停車。

f:id:einehoheBr:20160803210053j:image

以前、この森駅の駅名票を海をバックに撮った写真を添えて「海!」と呟いたツイートが伸びていたのが思い出されます。

この先、多くの特急が通る本線と海側を通る砂原支線を選べます。

新幹線乗継割引で購入した特急券を無駄にしたくない気持ちもありましたが、どちらにしろ新函館北斗で20分ほど乗り換えに余裕を持てることに変わりはないのでそのまま砂原支線の経由の列車に乗りました。

右手には雄大な駒ケ岳とその麓に広大な森林が広がる。

f:id:einehoheBr:20160803220413j:plain

 

大沼で本線と合流。

大沼を出発するとすぐに駒ケ岳と大沼のコラボレーションが視界に広がります。

f:id:einehoheBr:20160803220039j:plain

 

真新しい新函館北斗駅に16:00ちょうど到着。

f:id:einehoheBr:20160803212304j:image

下車したのは私だけしたが新幹線からの乗換え客が大勢乗車していました。心配されている北海道新幹線も意外と乗客がいるようです。

真新しい下車印を押してもらい改札を出ると、世の小中学生は夏休みということもあり、家族連れが多数見られました。新幹線の車内も子どもたちでいっぱい。小さいころ新幹線に乗せてもらえなかった人間としては羨ましい限りです。

 

 3. 新函館北斗→盛岡

16:17 新函館北斗始発 北海道・東北新幹線 はやぶさ30号 東京行きに乗車。

残念ながら東京には真っ直ぐ帰りません。

f:id:einehoheBr:20160803212321j:image

新函館北斗を出発すると列車は函館平野を進んでいますが、平野部でも防雪柵が高く景色を見ることが出来ない区間が大半です。

遠方に函館山を眺む。

f:id:einehoheBr:20160803221230j:plain

 

青函トンネルに入る際は車掌さんによるアナウンスがありました。青函トンネルをくぐるのはこれが3回目ですがこの長さはちょこっと疲れるものがあります。

 

18:13盛岡着。

盛岡はさんさ踊りの真っ最中。

すぐさまホテルにチェックインし、さんさ踊りを見に市街地へと向かいます。

f:id:einehoheBr:20160803212434j:image

f:id:einehoheBr:20160803212502j:image

 盛岡は小さいころに訪れてから大好きな街。けれど混雑を避けていたのでさんさ踊りを見るのはこれが初めてです。

老若男女問わず、市民サークルも企業も学生も参加し、街一丸となったこの熱気、そして踊り手の情熱を全身で感じられ、ただ見物しているだけの私も興奮が高まります。自分の地元では絶対に味わえない”夏”を味わえました。

お祭りの写真を取るために一眼レフ(ペンタックス K-S2)を持ってきたのですが、充電器を家に忘れた上に初日にバッテリーが切れてしまい役立たずなのが非常に残念な限りです。

夕食にはじゃじゃ麺を食べ、盛岡を食まで味わいます。

盛岡の食べ物はわんこそばも大好きですが、冷麺だけは嫌いです。

 

 

【今日の旅路】
札幌 10:44→(スーパー北斗10号)→13:01 長万部 13:21→(函館本線 2842D 普通 砂原経由 函館行き)→ 16:00 新函館北斗 16:17→(はやぶさ30号 東京行き)→ 18:10 盛岡

f:id:einehoheBr:20160803215307j:plain

 

これまでの2日間は始発で出発していたので一日が短く感じられました。

今日は普通のビジネスホテルですので目覚ましをきちんとかけて寝坊しないよう気をつけます…

明日は盛岡始発の列車に乗ります。さんさ踊りの熱気に浸りつつも早く床につかさせていただきます。

稚内→枕崎日本縦断鉄道旅~3日目~

3日目 釧路→札幌 (移動距離 約720km)

1. 釧路→根室

今日も始発での出発です。

5時25分に釧路駅に到着したのですが、まだ入り口が空いておらず他の10数人ほどの乗客と待つことに。5時30分になると駅員さんが鍵を開けに来て、駅舎内に入れました。

片道乗車券の経路を外れて、昨日用意した青春18きっぷ根室に向かいます。

5:35発 根室本線花咲線)3625D 快速はなさき 根室行きに乗車。

f:id:einehoheBr:20160803000603j:image

 

釧路から先の根室本線(愛称:花咲線、余談ですが花咲駅は今年3月のダイヤ改正で廃止となりました)は文字通りの大自然の中を進みます。手付かずの森、湿地、草原の中をひたすら進み、ポツンポツンと集落が点在してそこに駅がある、そんな路線です。

 

途中の茶内駅。ルパン三世の原作者モンキー・パンチ氏の出身地だそうです。

他にも花咲線にはルパン三世のキャラクターが駅名票に寄り添っている駅があります。

f:id:einehoheBr:20160803000655j:image

 

釧路を出ること2時間半、列車は根室市街に入り、日本最東端の駅、東根室駅にも停車します。

根室高校の生徒とみられる若者が4人ほど下車していきました。

f:id:einehoheBr:20160803000703j:image

いよいよ最東端の終着駅、根室駅に到着です。

f:id:einehoheBr:20160803000717j:image

 

ここからは根室交通の遊覧バスで納沙布岬を巡ります。

(ツアーの内容は後ほど加筆します)

f:id:einehoheBr:20160803001103j:imagef:id:einehoheBr:20160803000731j:imagef:id:einehoheBr:20160803000800j:image f:id:einehoheBr:20160803000900j:image

f:id:einehoheBr:20160803000941j:image

f:id:einehoheBr:20160803001051j:image

 

2. 根室→釧路→新得

ツアーは以上で終了し再び根室駅へ。

ここからは根室本線を全線踏破して今日の目的地札幌へと向かいます。

11:08発 根室本線花咲線)3628D 快速はなさき 釧路行きに乗車。

f:id:einehoheBr:20160803001127j:image

 

根室の最果て感は言わずもがなですが、佐世保は最果てかと言われると首を傾げます。

f:id:einehoheBr:20160803001136j:image

 

正午近くなり青空も見え始めました。

太陽が落葉広葉樹の薄い葉を照らし、美しい緑に輝かせます。(茶内~糸魚沢)

f:id:einehoheBr:20160803004635j:plain

 

茶内駅では列車交換。

外国人観光客の姿も見受けられます。

f:id:einehoheBr:20160803004548j:plain

 

厚岸からは東京の大学のサイクリング部も乗車し列車は満員に。

夏真っ盛りの北海道は、多くの旅人を惹きつけます。

 

釧路からは13:39発 特急スーパーおおぞら8号で新得へ。

f:id:einehoheBr:20160803001150j:image

昨日と違い、快晴とはいかないまでも青空や太陽を垣間見れる天気で、海や湿原も十分に眺められました。

 

車内ではザンギ弁当(¥680)を頂きます。f:id:einehoheBr:20160803001204j:image

 

15:49新得着。

新得で下車し、滝川方面の普通列車に乗り換えます。f:id:einehoheBr:20160803001212j:image

 

新得では、音威子府の黒蕎麦と並び称される新得そばを駅舎内でいただけます。

太くてやわらく、心地よい食べごたえの非常に美味しい蕎麦です(山菜そば¥410)。

f:id:einehoheBr:20160803001220j:image

 

3. 新得→滝川→岩見沢→札幌

16:08発 根室本線 2434D 普通 滝川行きに乗車。

f:id:einehoheBr:20160803001238j:plain

このキハ40、乗った当初から全ての窓が開いていて、乗客も閉める気配がなく、トンネルで大丈夫かと思いましたが、意外と風や景色を楽しんでいる乗客も多く意外な印象でした。とはいえトンネルを過ぎるにつれ、窓を閉める乗客も増えていきましたが。

西新得信号場で特急と待ち合わせ。

f:id:einehoheBr:20160803012941j:plain

 

 旧線は日本三大車窓にも数えられた狩勝峠からの眺め。

f:id:einehoheBr:20160803013014j:plain

 

根室本線狩勝峠を越えると、映画『鉄道員』の「幌舞駅」のロケ地となった幾寅や『北の国から』の舞台富良野を通り、芦別、赤平といったかつて炭鉱で栄えた街を空知川に沿って結んでいきます。

 

日もすっかり傾き、滝川には18:54着。

19:02滝川発 特急スーパーカムイ40号に乗車。

f:id:einehoheBr:20160803001252j:plain

 

特急料金節約のために岩見沢で降り、19:40岩見沢区間快速いしかりライナーでのんびりと札幌に向かいます。

岩見沢では偶然にも花火と遭遇しました。

 f:id:einehoheBr:20160803013131j:image

 

周囲は完全に暗闇に包まれる中、光り輝く大都会札幌には20:19着。

f:id:einehoheBr:20160803001321j:image

 

今日は札幌も豊平川の花火大会だったらしく街中いたるところに浴衣姿の人々を見かけます。特に若いカップル。

そんなわけで大通公園は若者でいっぱい。

よそ者にはツラいものがあったので、ちょこっと街中を散策した後、飲食店で軽く一杯。

 

夏の札幌は初めてでしたが、東京のように人があまりに多すぎず、それでいて都会的な札幌の街には、縁もゆかりもない土地とはいえ居心地の良さを感じます。

f:id:einehoheBr:20160803001325j:image

 

【今日の旅路】

釧路 5:35→(根室本線 3625D 快速はなさき )→18:03 根室→(根室交通)→納沙布岬→(根室交通)→根室 11:08→(根室本線 3628D快速はなさき)→13:18 釧路13:39→(特急スーパーおおぞら8号)→15:49 新得 16:08→(根室本線 2434D 普通)→18:54 滝川 19:02→(特急スーパーカムイ40号)→ 19:29 岩見沢 19:40→(函館本線 区間快速いしかりライナー)→20:19 札幌

f:id:einehoheBr:20160802235618j:plain

 

 

明日は乗り換えの都合で遅い出発となります。

夜の札幌をちょこっと楽しんで旅のつづきに備えたいと思います。

 

 

 

稚内→枕崎日本縦断鉄道旅~2日目~

2日目 南稚内→釧路 (移動距離 742km)

1. 南稚内→旭川

 f:id:einehoheBr:20160801212537j:image

南稚内駅より5:18発の途中名寄より快速の旭川行きに乗車。

乗客は稚内より乗車した1人と南稚内から乗った3人の計4人。

 

ほんの一瞬、日本海が見えます。(南稚内~抜海)

f:id:einehoheBr:20160801210704j:plain

 

天塩中川からようやく地元客が乗車して徐々に乗客も増えていきます。

 

幌延からは天塩川と並行しますが、昨日の上川地方での大雨のせいか水量が多く濁っています。(佐久~筬島)

f:id:einehoheBr:20160801212352j:plain

 

音威子府で6分間停車。

名物音威子府蕎麦は食せず。

f:id:einehoheBr:20160801210728j:plain f:id:einehoheBr:20160801210738j:plain

音威子府を過ぎると、蕎麦畑の白い花を皮切りに畑も見え始めました。

 

美深で子どもたちが6人ほど乗車するなど、この辺りから利用者も増えるようです。

 

名寄では17分間の停車。

この駅からは立ち乗り客も出始めました。

 f:id:einehoheBr:20160801211811j:image

 

名寄からは田んぼも見え始め、塩狩峠を超えるとすっかり稲作地帯になりました。

稚内を出発すること5時間。旭川はもうすぐそこです。

 

2. 旭川駅

列車は定刻通り旭川駅に到着。

しかしここで思わぬハプニングに見舞われます。

f:id:einehoheBr:20160801211846j:image

 

昨年に引き続き今年も土砂の流出が、それもよりにもよって自分の旅路で起こってしまうとは…

天塩川の水量と濁りで察知はついていましたが、やはりただの雨ではなかった模様です。

旭川~北見をバスで突っ切ることも考えましたが、それでは当日中にホテルを予約した釧路には着けません。

 

新旭川~旭川の経路外乗車分¥210を払って下車し、みどりの窓口の方と相談した結果、振替輸送で、

旭川→(函館本)→札幌→(千歳・石勝・根室本)→釧路

のルートで釧路まで向かうこと。

ただし、特急券は別途料金を支払いました。

 

当初の予定より早く釧路には着けますが、やはり石北・釧網の両線に乗れないのが悔しい限りです。

 

3. 旭川→札幌→釧路

スーパーカムイ20号で札幌へ。

f:id:einehoheBr:20160801211841j:plain

時刻表を不覚にもホテルに忘れたため、愛用のコンパス時刻表を購入しようとしますが、旭川にはキオスクにも駅前のイオンにも売っていなかったので気休めに道内時刻表を購入しました。初めて手に取りましたが、紙質と文字の読みやすさは感動ものです。

幸運にも、業務連絡書付き出札補充券(今回使用している切符)を挟むのにちょうどいい大きさなので、下車印のインクを滲ませないようにするにはぴったりです。 

 

旭川から札幌までの区間は雪の残る3月上旬にも乗車したので、雪景色とのコントラストを意識しつつ車窓を眺めます(BGMはチャイコフスキーの『フィレンツェの想い出(弦楽合奏版)』)。

 

旭川駅の駅弁(¥950)を食す。

f:id:einehoheBr:20160801211830j:plain

 

石狩川水系空知川もかなり濁っています。(滝川~砂川)

f:id:einehoheBr:20160801211926j:image

 

1時間25分で札幌駅に到着。

f:id:einehoheBr:20160801211935j:plain

40分ほど釧路行きの特急を待つのですが、振替とはいえ白石~札幌が経路外乗車となるためその分の運賃を支払わねば改札外に出れません。暇つぶしに改札内のキオスクを眺めたら、旭川で探し求めていたコンパス時刻表があってちょっとがっかり。道内時刻表は別の用途を見つけたので結果オーライではあるのですが。

 

スーパーおおぞら7号 釧路行きに乗車。

f:id:einehoheBr:20160801210747j:plain

石北本線運転見合わせの影響か、札幌出発時点で指定席はほぼ満席、自由席も空席がほんの僅かになりました。南千歳からは自由席の立ち乗り客も出てしまいます。

さらに不幸なことに、この列車は南千歳を出た後、トマムまで1時間近く停車しません。

南千歳から乗ってきてた家族連れはどうなるのかと思いましたが、子どもたちは大人の膝に乗るなどして座れたみたいで一安心。

私も朝早い疲れからか新得まですっかり寝入ってしまいました。

 

スーパーおおぞらは車内販売があるので、珍しがって期間限定のアイスを購入。

これが旅情とあいまって美味しいものです。

f:id:einehoheBr:20160801211732j:plain

 

十勝平野は雨でしたが、釧路総合振興局(旧:釧路支庁)管内に入ると雨は止む一方で靄が出始めました。それでも減速しないのですから釧路では日常茶飯事なのでしょう。

また、湿地帯も車窓に見え始めます。

 

貨物ヤードや工場の煙突が見え始めると釧路駅はもうすぐそこ。

札幌から4時間23分。朝、南稚内を出ること13時間21分。

ようやく2日目の目的地、釧路に到着です。

f:id:einehoheBr:20160801210758j:plain

 

夕食は市内のラーメン店「釧路ラーメン河むら」で醤油ラーメン(¥700)を頂きました。

f:id:einehoheBr:20160801211850j:plain

釧路の街の賑わいは、3月に訪れた帯広に少し劣るものが感じられましたが、中心街近くの公園では平日にも関わらずビアガーデンが開かれていて客足もまずまずでした。

こういった取り組みができる余力のある地方都市には元気を与えられます。

 

【今日の旅路】

南稚内 5:18→(宗谷本線 4324D 途中名寄より3322D 快速なよろ4号)→10:28 旭川12:00→(スーパーカムイ20号)→13:25 札幌 14:16→(スーパーおおぞら7号)→18:39 釧路

f:id:einehoheBr:20160802200736j:plain

 

 

明日は、一旦片道乗車券の経路を外れ、青春18きっぷ根室納沙布岬に向かいます。

その後経路に戻り、根室本線をひたすら辿って札幌に向かい、そこに宿泊する予定です。

 

 

稚内→枕崎日本縦断鉄道旅~1日目~

1日目 東京→稚内 (移動距離 約1190km)

さて、いよいよ旅の始まりです。

東京から稚内に向かうところより旅は始まります。

まずは羽田空港へ。

 

1. 羽田空港

羽田空港を使うのは今回が初めて。

第2ターミナルの展望デッキから見える風景は、東京湾スカイスクレイパーと空港が織りなす非常に現代的な光景で、畑の真ん中にある成田とは大違いです。

ターミナルビルも光が差し込む設計で、新鮮な気分で旅をスタートできるという点も成田にはないものでしょう。

強いて言えば、国内線のみなので旅客も日本人ばかりで、海外のまだ見ぬ土地に行くときのような高揚感が味わえないのが成田に唯一劣る点と言えましょうか。

f:id:einehoheBr:20160801212014j:image

ANA571便 東京・羽田発10:45 稚内着12:35に搭乗します。

定刻の30分前に501番ゲートに付きますが、ここでアナウンスがありまして、

「使用予定機体に整備不良が見つかったため、代替の機体の到着を待つ出発が遅れる」

とのこと。

稚内空港からはバスツアーで宗谷岬をめぐる予定ですので、バスが飛行機に接続してくれるかが気になるところです。

 

待つこと暫く、11:00過ぎに搭乗が始まりました。

バスに乗って搭乗機まで向かい、タラップで機内に入ります。まるでLCCに乗るかのような感覚です。

f:id:einehoheBr:20160801212030j:imagef:id:einehoheBr:20160801212042j:image

 

あいにく窓際の座席を取れなかったのが残念です。

 

機内ではウォークマンで12月の定期演奏会のプログラムを

コケイン序曲:ショルティ&シカゴ響

組曲「惑星」より火星、木星:メータ&ロサンゼルス・フィル

交響曲第2番(エルガー):ボールト&ロンドン・フィル(1976)

の録音で聞くなどしてモチベーションを高めていました。

 

2. 稚内空港から宗谷岬

2時間後、機体は無事に稚内空港に着陸。

f:id:einehoheBr:20160801212103j:image

 

空港から発着するバスはすべて飛行機との接続を図ってくれていました。

一日に数便しかない空港なんだから当たり前といえば当たり前ですが。

さらには利尻島行きのフェリーも飛行機との接続をとっていたようです。

 

空港からは宗谷岬を巡って駅前へと向かう周遊バスに乗車します。

このバスの運賃は¥2000で、空港から宗谷丘陵、宗谷岬、北防波堤ドーム、稚内駅前を経由してフェリーターミナルへと向かいます。宗谷岬では50分ほど、それ以外は5分ほどの自由行動可能な時間があり、観光には持って来いです。

 

f:id:einehoheBr:20160801212114j:image

 

宗谷岬では、台地の上の大韓航空機撃墜事件の慰霊碑やその他多くのモニュメントが立ち並ぶところで一旦降ろされ、麓で再乗車する形になります。f:id:einehoheBr:20160801212127j:image

 

余談ではありますが、現在日本国の実効支配下にある陸地の本当の最北端は、宗谷岬(北緯45度31分22秒)ではなく、下の写真の左奥に見える弁天島(北緯45度31分35秒)です。この島に上陸するには漁船でもチャーターするしか方法がないそうです。宗谷岬は石碑にあるような「日本最北端の地」ではなく「日本本土最北端の地」と言ったほうが正しいのではないでしょうか。(WIkiには”国土交通省は、北海道・本州・四国・九州・沖縄本島の5島を「本土」としている”との記載がありましたが、国交省のHPでソースは見当たりませんでした。)

f:id:einehoheBr:20160802145207j:plain

 

再びバスに乗り、稚内市街へと向かいます。

北防波堤ドーム前で途中停車。

f:id:einehoheBr:20160802151750j:plain

稚泊航路の碑の前で、近くにいた若い男性が「さらに北も日本の領土だったんだあ」と呟いていたのが印象的でした。樺太(個人的にはこちらの呼称のほうを好みます)が日本領であった時期があったという歴史を聞いても、確かに現代人にはしっくり来ないなと私自身も感じます。しかし、このようにして時が経てど、現地に足を運ぶことで想像と案内に助けられつつ肌で感じることができるというのも歴史の一側面ではないかと思います。

 

その後バスは稚内駅前へ。

ここで下車します。

f:id:einehoheBr:20160802153128j:plain

平成24(2012)年に駅舎が全面リニューアルされ観光案内所や道の駅も併設する施設となったいるのは知っていましたが、高層階に映画館まで入っているのは驚きでした。

駅を中心としたまちづくりが全国の地方都市で進んでいますが、旭川のようにシネコンのあるショッピングモールが併設されるならまだしも映画館単体で駅に入居しているのはここぐらいでしょう。

 

f:id:einehoheBr:20160802153256j:plain

ようやく、稚内→枕崎の片道乗車券の出番です。

北海道開発局発行の「川の時刻表」も観光案内所で貰い、北海道の鉄道旅の準備は万端。

 

初めての入鋏にドキドキしつつも改札を抜けます。

ホームを歩くと枕崎までの距離が表示されていて、今回の旅の長さを目の当たりにさせられます。

f:id:einehoheBr:20160802153151j:plain

 宗谷本線 普通4326D 名寄行き 稚内発17:17に乗車。

 

いよいよ日本縦断鉄道旅の始まりです。

といってもこの日はホテルの都合で次の南稚内で下車。

 

南稚内駅近くのビジネスホテルに泊まりましたが、浴場入口にあったこの注意書きが印象的でした。f:id:einehoheBr:20160801212211j:image

英語でも中国語でもなくロシア語。

国境の街であることを実感させられます。

実際にロシア人の宿泊客とは遭遇しませんでしたが、年間を通じて一定数はいるのでしょうか。

 

【今日の旅路】

羽田空港 11:15発→(ANA571)→稚内空港→(宗谷バス)→宗谷岬→(宗谷バス)→稚内駅 17:17→(宗谷本線4326D)→17:21 南稚内

f:id:einehoheBr:20160802200342j:plain

 

2日目は、南稚内駅を始発で出て、旭川、網走を経て釧路へと向かう”乗り鉄”のみの日となります。今日の上川地方での大雨の影響を受けずに済むことを祈るばかりです。

 

インターン落ちた日本死ね!!~稚内→枕崎 怒涛の日本縦断計画~

1. 一通のメールから旅は始まる

7月某日 

「◯◯さん

 (中略)

 厳正な選考を行った結果,残念ながら今回は
 受入れに至らなかったとの事でした。」

 

題名の通りです。インターンシップに落ちました。

お陰さまで8月の予定がすっからかん。

 

この暇をどうするのか。

他のインターンを申し込む…?

勉強に勤しむ…?

 

「そうだ、旅に出よう。」

 

とはいえ、昨年一昨年と夏の1ヶ月をまるまる海外で過ごしていたこともあり、今年は国内に留まりたい気分でした。

国内でできるスケールの大きな旅行とはなんだろうか。

 

そう、稚内から枕崎まで鉄道で日本縦断。

 

 思い立ったが吉日、早速最新のコンパス時刻表を買い求め旅程を組み始めていました。

 

2. 旅程策定

2.1. 日数

8月まるまる空いたとは言っても後半はオーケストラの練習も始まりますからあまり長旅はできません。そして7月末は大学の試験もあります。

ですので最大でも2週間。

 

さらに8月の第1土曜は東京で所用があるので中間地点を東京に設定。

7/31~8/13の計14日間の旅程となりました。

 

2.2. 経由地選び

JRの長距離乗車券は、途中下車し放題です。

つまり、行きたい箇所を上手く点と線で結べば効率のよい旅行が可能となります。

 

上記の14(実質12)日間という制約に加え、

①後々の乗りつぶしの効率

②行きたい寺社仏閣・観光名所の有無

③移動は基本的に景色の楽しめる日中のみ

の3条件を元にルートを策定しました。

 

 

2.3. 北上 or 南下?

最後に問題となるのは、南下するか、北上するかです。

当初案では、

稚内は空港が近い

②最北端ということで達成感が感じられる

宗谷岬等の観光に時間を割きやすい

との理由から「北上案」で旅程を組みました。

 

しかし、今回使用する乗車券は、マルス券ではなく出札補充券での発券ということもあり、その”持ち帰り”可能情報を調べていたところJR北海道では使用済み補充券は回収されるとの情報が… 

JRの規則とはいえ、折角の旅の思い出ですから回収されてしまうのも残念です。

 

もう一方の終着駅である枕崎駅は無人駅です。

また、九州での補充券回収情報もざっとみたところ見当たりませんでした。

 

というわけで当初の「北上案」をひっくり返して幾つか乗り換え上の不都合を直しつつ確定版として「南下案」が完成しました。

 

経路は以下の通りです。

※()内は購入する乗車券の経路外

 

1日目:(羽田空港稚内空港)、稚内南稚内

2日目:南稚内新旭川→網走→釧路

3日目:(釧路→根室納沙布岬根室→釧路)、釧路→新得→滝川→札幌

4日目:札幌→小樽→長万部新函館北斗→盛岡

5日目:盛岡→大曲→秋田→酒田→新庄→山形→大宮→武蔵浦和→西国分寺→(最寄り)

8日目:(最寄り)→八王子→新横浜→名古屋→岐阜→高山→富山

9日目:富山→金沢→小松→京都→大阪→神戸→姫路

10日目:姫路→相生→播州赤穂→岡山→津山→智頭→鳥取→米子→松江

11日目:松江→出雲市→(電鉄出雲市出雲大社前→電鉄出雲市)→出雲市→益田→長門市→小串→下関→小倉

12日目:小倉→宇佐→大分→日田→田川後藤寺新飯塚→博多

13日目:博多→大牟田→熊本→人吉→吉松→鹿児島中央

14日目:鹿児島中央→(山川→西大山→指宿)→枕崎、(→鹿児島空港羽田空港

 

こうして旅程も完成したので、料金の変動がある航空券とホテルは早めに押さえました。

基本的に素泊まりプランで、高くとも¥5000には収まり、駅まで徒歩10分はかからないホテルを予約。日が出てる間に移動する制約を課したために朝早くホテルを出なければいけないので朝食サービス等があっても利用できないのが残念です。

 

また、青春18きっぷと違い特急券を別途購入すれば特急にも乗車できるので、普通列車の本数が少ない区間や時間の都合で止む得ない場合は積極的に特急・新幹線を利用するようにしました。

 

3. 乗車券購入

7月某日 東京駅

経路を駅員の方にもわかりやすくするために「乗車券分割プログラム」で試算したものプリントアウトを持ってみどりの窓口に向かいました。

あえて東京駅で発行しようとしたのは、みどりの窓口の数が多く空いているところもあるだろうというのと、JRで売上高No.1の東京駅であれば補充券発行経験の方も多くいらっしゃるであろうという理由からです。あと「東京駅発行」の刻印で貫禄付けをしたかったいうのも。

 

東京駅に到着し、丸の内側、八重洲側一通り眺めたところ、JR東の窓口は全般的に混んでいましたが、八重洲側のJR東海の窓口、それも八重洲北口はいくらか空いているように見受けられました。

(東京が元来東日本のエリアである上に東は「みどりの窓口」と表示している一方で東海は「JR全線きっぷうりば」と表示しているせいで東の窓口が一概に混雑しているような気がしなくもありませんが

 

というわけで八重洲北口のJR東海の窓口でお願いすることに。

こちらとしてもあまりご迷惑はおかけしたくないので、経路をプリントアウトした紙と学割証をお渡しした上で、

マルスではなく補充券での発券になるので相当時間がかかると思います。急ぎではないので後日受け取りに来ます。」

とお伝えしました。

窓口の女性の方が「うわ…稚内から枕崎…」と思わず声に出されていましたが、電話番号と名前のA4コピー用紙への記入をお願いされるだけでした。

切符が出来上がったら電話で連絡をくださるそうです。

名前と連絡先を書き終えればこの日やることはおしまい。

 

あとは電話での連絡を待つのみです。

 

 

数日後

 

前日の昼間にJR東海の窓口の方から電話がありまして、「先日いらした八重洲北口のJR東海の窓口に来てください」とのこと。一応来訪時間も訊かれたので、その通りに向かいました。

 

窓口に到着すると、机の上に私の名前と来訪時間等がサインペンで書かれたコピー用紙ああるではありませんか。

窓口の男性職員に「先日、稚内から枕崎の切符をお願いした◯◯です。」とお伝えすると、その紙を持って急いで奥に行かれました。

 

しばらく待つこと5分から10分ほど。

先ほどの男性職員に加えもう一人の男性職員が感圧式の下用紙がホッチキスで留められた補充券を持って奥から出てきました。

最初にお渡しした「乗車券分割プログラム」のプリントアウトが返却され、「業務連絡書(乙)」と題された下用紙に手書きで記載された経路の確認を求められました。

私が確認を終えると、今一度後から来た駅員の方が念入りに業務連絡書と出先補充券両方をチェックされました。

最後に精算方法を尋ねられ、きっちり用意していた現金をお渡ししておしまい。

(「C制」と捺印されるが嫌でしたので今回は現金で)

 

以上、いろいろとありまして購入できたのがこちらの切符になります。

f:id:einehoheBr:20160723220332j:plain

稚内→枕崎 4811.9km ¥34810

「乗車券分割プログラム」と寸分違わない運賃結果でした。

 

まだ特急券・指定席の確保ができていないので、指定席券売機えきねっとで早急にしてしまおうかと思います。

それと期末試験を一通り片付けねば……

 

 

旅行開始は7/31です。

こちらのブログにも1日の終わりにその日のまとめを1ポストしますので乞うご期待くださいませ。